全7回 Lightroomの基礎レッスン Part 0. 『オリエンテーション』第1/7回
Lightroomの基礎レッスンを通しての目次、学んでいく上でのポイントの説明をしています。
Lightroom基礎レッスンの目次
Part 0. オリエンテーション <-- 今ここ
Part 1. Lightroomの特徴
Part 2. カタログについて
Part 3. 読み込みと書き出し
Part 4. データの整理とバックアップ
Part 4-1. Hard Disk内画像データ
Part 4-2. Lightroomカタログデータ
Lightroomの登場とレッスンで使用するバージョン
Lightroomは2007年3月に日本語版のVer.1 が発売開始されて以来、順調にアップグレードを重ね、2014年11月現在ではVer.5 が最新版となっています。
レッスン自体も最新Ver.5 をベースに解説していきます。
Photoshopが1990年にVer.1が発売されたという事を考えれば、Lightroomは比較的新しいソフトといえます。
初心者にとっては敷居の高いLightroom
そのLightroomですが、使い始めた方にとっては少々操作の難しい扱いにくいソフトと感じられるのかもしれません。
ネット上では、Photoshopと同じ感覚でLightroomを始めてみたのだけれども、操作の方法が全然違うので驚いた!、全く意味不明!といった具合に使い始めの初期にトラブルに見舞われるケースが多く見受けられます。
では何故Lightroomは初心者にとって操作が難しいのか?
これはLightroomには他の写真編集ソフトには見られない『カタログ』という独特な仕組みをベースに機能していることにあります。
このカタログという仕組みは慣れれば凄く便利なのですが、独特な故に初心者の方にとっては難しく感じられたり、つまずきの原因となっています。
具体的に、Photoshopと比較しそれぞれ画像の編集を開始する際、
Photoshopの場合
Photoshop画面上に編集したい画像をドラッグ&ドロップすることで直ぐに編集開始することができます。
一方、Lightroomの場合
Photoshopの操作に慣れている方は、Lightroomの場合、画像をドラッグ&ドロップで移動させても直ぐに編集を開始することができず、他の関係ない画像が表示されたり、左側にフォルダーツリーが現れるなど様々な情報が表示され混乱します。
次に何していいかわからないし、単に画像を編集したいだけなのに、何なの!この扱いにくいソフトとなってしまいます。
Lightroomで編集作業を行っていくには、まず『読み込み』という作業を行い、『カタログ』を形成する必要があるのです。
では、何故このように、一見手間が増えるだけのような『カタログ』形成を行う必要があるのか?
そもそも『カタログ』とは何なのか?、『カタログ』のメリットは?等々、皆疑問が出てくることと思います。
結論としては、この『カタログ』によって、今までの他の写真編集ソフトの常識を大きく変え、唯一無二の利便性を得ることができるようになっています。
次回からのLightroomの基礎レッスンでは、もう少し具体的にLightroomの何がそんなに便利なのか?、また、Lightroomの根幹であり、ややこしくなる原因となっている『カタログ』について詳しく見ていきたいと思います。