旧来のマットボードを使った額装に加え、最近はキャンバスを初め、スチレンボード、アクリルマウント、アルミ複合板、ゲーターボードなどを使った写真パネルの展示も多く見かけるようになってきました。これらは製作の手軽さに加え、イメージを前面に押し出したインパクトがある展示が行えます。
一方で、キャンバスやパネルのみの展示は展示物自体がどうしてもチープに見えてしまう傾向があるように感じます。
そこで、そういったキャンバスやパネル作品と相性がよく、展示物の品位を上げることができる額装の一つにフロートフレームというものがあります。
本まとめでは、そもそもフロートフレームとは何か、また作例イメージなどを紹介していきます。
フロートフレームの研究まとめ
・フロートフレームについて <-- 今ここ
・キャンバスをフロートフレームに設置する方法
・オーダーメイド時のフレーム外寸・金額の計算方法
・油絵・アクリル絵用のキャンバスサイズ一覧
フロートフレームとは
そもそもフロートフレームとは何なのか。
フロート(float)とは英語で『浮く』という意味になります。展示物がフレームの下受けに乗り、展示物と枠部分にも隙間ができ展示作品が浮いているようにも見えることからそう呼ばれています。
その他別称として、『フローター』、『フローティングフレーム』、『L字型フレーム』などとも呼ばれることもあります。
(イメージ図)
元々は木枠に張ったキャンバスを横から留める額装スタイルから発展してきた経緯があるようです。
今ではキャンバス用のみならず、写真パネル用のフロートフレームも存在します。
当サイトでいえば、01・02・03がキャンバス用フロート、04・05がパネル用フロートになります
イメージギャラリー
では次にフロートフレームの作例を見ていきたいと思います。
街中や東急ハンズにある額縁屋ではあまり見かけることのないフロートフレームですが、意外と多くホテルのメインロビーやカフェのインテリアとして飾られているのを見かけることができます。
アパレルやインテリア関連のディスプレイによく採用されているように感じます
ホテルのロビー
カフェの壁
またYahooやGoogleのイメージ検索でも数多くのフロートフレームを閲覧することができます。
ご参考までに。
Yahooイメージ検索
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=floatframe+canvas&aq=-1&oq=&ei=UTF-8