全8回キャンバス制作レッスンの第5回『プリントにコーティング』
前回までのレッスンでadobe photoshop elementsを使用した作業は終了し、実際にキャンバスを組んでいくことになります。
まずはプリントしたキャンバスへのコーティングです。
コーティングせずともキャンバスを組んでいくことに問題はありませんが、コーティングする事でインクジェットキャンバスの弱点であるひっかき傷や水や光から保護された耐久性のあるプロ仕上げのキャンバスを制作する事ができます。
当サイトでもグロス(光沢)とマット(無光沢)タイプのキャンバスコート及び水性UVカットクリア扱っていますので、興味がある方は是非確認して下さい。
目次
(画像処理編)
1.オリエンテーション
2.画像サイズの調整
3.回り込み処理
4.プリント作業(キャンバス作り作業編)
5.プリントにコーティング <--今ここ
6.木枠組み立て
7.キャンバスの張り方
8.4角を綺麗に処理する
目的と作業環境のおさらい
レッスンの前に。
本レッスンの目的及びキャンバス作り作業編の準備品は以下になっております。
目的: 20 x 25cm(高さx幅)のキャンバスを製作する
(キャンバス作り作業編)
準備品: キャンバス木枠 20cm x 2本 / 25cm x 2本
キャンバスプライヤー
ガンタッカー
マスキングテープ
キャンバスコート(マット)
ローラー&トレイ
*上記準備品は全キャンバス作り作業編レッスンを通して必要なものになります。今回のレッスンでは、キャンバスコート(マット)及びローラー&トレイのみ使用します。
手順を動画で確認
欧米ではインクジェットキャンバスプリント及びキャンバスコーティングは比較的一般的で、様々なチュートリアル動画をYoutubeなどで見る事ができます。
今回、その中で一番わかりやすいと思われるものをピックアップしてみます。
言葉は分からずとも動画で大まかな感じは掴んで頂けると思いますが、細部のポイントや注意点などを知りたい方は下に記載していますので参考にして下さい。
手順1.準備品の確認、キャンバスコートをトレイに流し込む
前回のレッスンでプリントした後、念のためインクが完全に乾くまで置いてからコーティングの作業を開始して下さい。だいたい前日プリントしてから、一日寝かせた次の日にコーティングをするというのが一般的なようです。
本レッスンでは、キャンバスコート(マット)、ローラー&トレイを主に使用します。コート液のかきまぜ棒(割り箸で可)及びコート液がこぼれても大丈夫な下敷き(新聞で可)は準備品として記載していませんが、別途ご準備下さい。
コート液のフタを開け、掻き混ぜ棒(割り箸で可)で液の成分が均一になるよう掻き混ぜてください。
次に、コート液をトレイに流し込み、ローラーでよく馴染ませて下さい。
本サイトでもローラー&トレイを取り扱っていますが、市販の目の細かいスポンジローラーでも代用できます。
手順2.ローラーでキャンバスコートをキャンバスプリントに塗布する
塗布していきます。縦、横から塗布して下さい。数回コロコロすることで、コーティング液だまりが目立たなくなるように小さくできればOKです。液だまりが大きい状態ですと、液が乾いた後でも白く残る事があるので注意して下さい。
コーティング後、20~30分程コーティング液が乾くまで放置させれば完成です。