全8回キャンバス制作レッスンの第6回『木枠組み立て』
キャンバスを貼り止める木枠の組み立て方のレッスンになります。
今回のレッスンでは、20cm x 25cmサイズの木枠の組み立てになりますが、キャンバスの魅力として、自身が作成したい作品の大きさに応じて、必要な長さの木枠を入手し自由にサイズを組めるの点があります。
当サイトでも15cm~80cmまでの様々な長さの木枠を取り扱っていますので、興味がある方は是非確認して下さい。
目次
(画像処理編)
1.オリエンテーション
2.画像サイズの調整
3.回り込み処理
4.プリント作業(キャンバス作り作業編)
5.プリントにコーティング
6.木枠組み立て <--今ここ
7.キャンバスの張り方
8.4角を綺麗に処理する
目的と作業環境のおさらい
レッスンの前に。
本レッスンの目的及びキャンバス作り作業編の準備品は以下になっております。
目的: 20 x 25cm(高さx幅)のキャンバスを製作する
(キャンバス作り作業編)
準備品: キャンバス木枠 20cm x 2本 / 25cm x 2本
キャンバスプライヤー
ガンタッカー
マスキングテープ
キャンバスコート(マット)
ローラー&トレイ
*上記準備品は全キャンバス作り作業編レッスンを通して必要なものになります。今回のレッスンでは、キャンバス木枠 20cm x 2本 / 25cm x 2本のみ使用します。
手順を動画で確認
以下のYoutube動画での木枠の組み立てが一番わかりやすいと思われるので参照下さい。
動画で大まかなイメージは掴んで頂けると思います。
くさびの使い方
木枠の組み方は動画を見て頂けるとお分かりいただけると思うので、その他木枠に関する知識として、『くさび』の解説をしたいと思います。
『くさび』はキャンバスを張った後、張り方が悪かったり、時間経過などの問題によりキャンバス表面の張力が弱まり弛んできた場合、張力を再調整できるツールになります。
木枠の所定の差し込み口に差し込み使います。
張りを調整したい方向に『くさび』を差し込んでください。今回の例では、木枠の幅を左右に広げようとしています。
差し込んだ後、木槌などで叩きます。一角だけに力を掛け過ぎると木枠の四角形が崩れることになりますので、均等に力を加え、引き延ばして下さい。
木枠の天地
まれに木枠の天地に関して質問を受ける事もあるので解説しておきます。
天がキャンバスを張る面になります。出っ張っている部分は『フロート』と呼ばれています。
『フロート』はキャンバスを張った際、キャンバスが木枠に接触する面を極力少なくすることが目的です。